袴はレンタル派が圧倒的に多いです。
理由としては卒業式というたった一日しか着ないということが大きいですが、購入と比較したときに、レンタルの方がメリットがあるからです。
ここでは、はじめて袴レンタルをお考えのあなたに向けて、袴のレンタルと購入のメリットデメリットをまとめてみました。
それぞれデザインに関して、費用に関して、卒業式当日や卒業式後に関して、項目別にわkりやすく紹介しています。
ぜひ袴レンタルの予約をする前に、お読みください。
目次
- デザイン面でのメリット・デメリット
- 費用面でのメリット・デメリット
- 卒業式当日のメリット・デメリット
- 卒業式後のメリット・デメリット
- まとめ
- 袴レンタルと購入のメリットデメリットとあわせて読みたいコラム一覧
デザイン面でのメリット・デメリット
洋服屋にそのときのトレンド商品が並ぶように、レンタル袴もそのときのトレンド商品が並びます。
卒業式のために袴をレンタルしようとしたとき、そのデザインはその年の卒業式に馴染むデザインであることがほとんど。
新作柄もまたその年のトレンドを抑えたデザインです。
もしもこれを購入したとなると、次の年に着ようと思うと、少しトレンドから外れてしまったりします。
数年後の妹の卒業式のためにと思っても、その頃にはまるで違ったトレンドデザインの袴がショップに並んでいるもの。
レンタル袴は、そのときのトレンドをおさえたデザインを、旬なときに着用できる。
購入袴は、購入した年のトレンドデザインであり、その後はどんどんトレンドから外れていくことになる。
費用面でのメリット・デメリット
袴をレンタルする場合と、購入する場合とで、費用はおよそ二倍違います。
レンタル袴の価格が5万円なら、購入の場合は10万円といった具合に。
だとすると、元を取るには、2回以上着用の機会があるかどうかが決め手となります。
袴を2回レンタルする費用と、袴を一着購入する費用はほぼ同額。
3回以上レンタルするとなれば、袴を購入した方がお得になるのです。
でも袴って3回も着ることなんてあるの?とお思いの方。
弓道をされていて、通し矢に袴姿で参加される場合は3回以上着用の機会があります。
また姉妹や親戚に、近いうち、卒業式を迎える方がいらっしゃると、費用面で助かります。
さらには袴を購入する時期が高校生の卒業式という場合。
進学先の卒業式でもまた袴を着用するとなったとき、家に袴があるのはなにかと都合がいいことも。
レンタル袴は、前撮り時や卒業式当日の1度・2度しか着る予定がない方におすすめ。
購入袴は、前撮りや卒業式を何度もする方や3回以上袴を使用する機会がある方におすすめ。
卒業式当日のメリット・デメリット
袴をレンタルしたとき、その衣裳はどのような形で手元に届くのでしょう。
それぞれの学校と提携しているレンタル袴ショップでは、卒業式当日、卒業式が行われる会場近くで衣裳の受け渡しをしてもらえるところがあります。
当日の朝、着付場所にまで行って、そこで袴に着替える。
その足で近くの会場まで行き、卒業式が終われば指定の返却場所まで戻って私服に着替える。
レンタルした袴はその際に返却してしまえるのです。
ところが購入となれば、袴を自分で着付場所まで持っていく必要があります。
さらに家に持って帰る必要があるので、卒業式が終わったあとは、袴姿のまま帰るか、それとも脱いでから軽く畳んだ状態で持って帰るかのどちらかになります。
レンタル袴は、フルセットでレンタルした場合、卒業式当日は身一つで会場に行って、帰る際も最小限の荷物で済む。
購入袴は、家から着付場所まで運ぶ必要があり、卒業式が終わったあとも手荷物になってしまう。
卒業式後のメリット・デメリット
卒業式で使用した袴がレンタルの場合。
当然のことながら、レンタル品なので、使用したあとは返却が待っています。
それさえ終われば、あとは自由の身。
卒業式の思い出を振り返るくらいでしょう。
ですが、購入の場合は、袴のメンテナンスが必要になります。
レンタルの場合、このメンテナンス(クリーニングやスチームアイロン、染み抜きなど)は業者がやってくれます。
しかし購入して、晴れて自宅のものとなった以上は、脱いだ後そのまま放置というわけにはいきません。
これから先も着用できるよう、きれいな状態で保管をしなければならないのです。
レンタル袴は、返却してしまえば自分でメンテナンスをすることや保管する必要が一切ない。
購入袴は、着用後にはメンテナンスをし、きちんとした状態で保管をする必要がある。
まとめ
もしあなたが袴の予約をする際に、レンタルと購入で迷われているなら、それぞれのメリット・デメリットを確認してみましょう。
袴をレンタルしたときの特徴
- そのときのトレンドをおさえたデザインを、旬なときに着用できる
- 前撮り時や卒業式当日の1度・2度しか着る予定がない方におすすめ
- 卒業式当日は身一つで会場に行って、帰る際も最小限の荷物で済む
- 返却してしまえば自分でメンテナンスをすることや保管する必要が一切ない
袴を購入したときの特徴
- 購入した年のトレンドデザインであり、その後はどんどんトレンドから外れていくことに
- 前撮りや卒業式を何度もする方や3回以上袴を使用する機会がある方におすすめ
- 家から着付場所まで運ぶ必要があり、卒業式が終わったあとも手荷物に
- 着用後にはメンテナンスをし、きちんとした状態で保管をする必要がある